小型軽量かつ広いサウンドステージを目的としたユニバーサルIEM
Maestraudioブランド第1弾製品となる『MA910S』は、同ブランド製品専用に開発/チューニングを行った新開発のグラフェンコートダイナミックドライバーをシングルで搭載。チューニングにおいては頭部伝達関数に注目し、リスナーが臨場感を感じるために適した周波数特性の最適化を行いました。後述のパッシブ型セラミックコートツイーターを組み合わせることにより、低域から高域まで歪み感を限りなく少なく、ナチュラルに再生することを実現しています。また、同時に高性能音響補正デバイスである「HDSS」(※)を搭載することにより、小型の樹脂筐体では実現が難しかった広いサウンドステージを獲得しました。MA910Sは、ジャンルを選ばず心地よいリスニングタイプの音を奏でる一方で、eスポーツや映画鑑賞などのような空間認知/表現にも適したユニバーサルIEMです。 ※HDSSはTBI Audio Systems LLCの特許技術です。
pathetic Tweeter)を搭載しました。セラミックオーディオテクノロジーにおける基幹技術とも言える積層型圧電セラミックツイーター「VST」(Vertical Support Tweeter)では、20kHz以上の高音は非常に高い直進性を持つため、ユニットの同軸化が必要でした。MA910Sの開発において、ユニバーサルIEMタイプの筐体に使用するために同軸上から外れても高音が効率的に前方に伝わるセラミックツイーターが必要となりました。そこで生まれたのがシンバルやオルゴール等のように分割振動を有する「RST」です。その原理は、ダイナミックドライバーからの音波をダイアフラムに照射して振動を誘発するものです。本製品では管楽器に多く用いられている赤銅を基材としたダイアフラムを採用し、さらに粒立ちの良い高音を得るべくその表面に独自の特殊なセラミックコートを施しました。ダイアフラムの寸法や材質、支持方法により音質をコントロール出来る新発想のパッシブ型セラミックコートツイーターです。