Rolling Stones / Beggars Banquet

本作は1968年にリリースされ、全英3位を記録しました。 このアルバムは次作『ＬＥＴ　ＩＴ　ＢＬＥＥＤ』と共に、ＳＴＯＮＥＳ屈指の大傑作です。 ここ数枚のアルバムにおいてギタリストとしてのＢＲＩＡＮの存在は希薄でしたが、本作では名作「ＮＯ　ＥＸＰＥＣＴＡＴＩＯＮＳ」をはじめとする数曲で、情感たっぷりの素晴らしいスライド・ギターを聞かせてくれます。 このスライド・ギターだけでもこのアルバムは聴く価値があると思います。 また、このアルバムは前作までのサイケ路線から脱却し、ＢＯＢ　ＤＹＬＡＮやＴＨＥ　ＢＡＮＤなどによるルーツ回帰の流れに乗った作品だと言われています。
確かに、ブルースやカントリーに根ざしたシンプルな楽曲が増えています。 しかし、このアルバムを代表する曲である、「ＳＹＭＰＡＴＨＹ　ＦＯＲ　ＴＨＥ　ＤＥＶＩＬ」や「ＳＴＲＥＥＴ　ＦＩＧＨＴＩＮＧ　ＭＡＮ」はアレンジを少しだけ変えれば、前作『ＴＨＥＩＲ　ＳＡＴＡＮＩＣ　〜　』にも入っていそうな曲です。
この2曲に表れているように、彼らの曲作りの幅は前作を消化して確実に広がっています。

Tracklist
A1 Sympathy For The Devil 6:14
A2 No Expectations 3:52
A3 Dear Doctor 3:19
A4 Parachute Woman 2:17
A5 Jig-Saw Puzzle 6:07
B1 Street Fighting Man 3:10
B2 Prodigal Son 2:47
B3 Stray Cat Blues 4:32
B4 Factory Girl 2:06
B5 Salt Of The Earth 4:43