~PA初心者向け講座~
PAって聞くと難しそう・・・
そもそもPAって何?という方、いらっしゃると思います。
そんな方々に少しでもPAについて知っていただいて、もっと音楽を楽しんでもらいたいと思います!
目次
PA とは?
まずPAってよく聞くけど、その意味って何なの?という疑問から始まると思います。
PA=Public Address(パブリック・アドレス)
直訳すると場内アナウンス設備という意味になってしまうのですが、一般的にはコンサートや講演会等で使われるマイク・アンプ・スピーカーなどの拡声システムのことです。
楽器や歌などの全ての音源を一度一つにまとめ、バランスを整えてから拡声するシステムなんですね。また、その技術者のこともPAと呼んだりします。
マイク、ライン入力(キーボードやiPodなど)
↓
ミキサー
↓
パワーアンプ
↓
スピーカー
という流れが一般的ですね。
さて、みなさんはPAと聞くと真っ先に思い浮かべるのは何でしょうか?
ライブやコンサート、野外フェスにDJイベント・・・。
確かにプロのPA機材というとこのような場面で使われていますが、意外と身近なところでも使われています。
例えば、
・子ども会のイベント
・デパートの催事場
・運動会
・学園祭
・地域のお祭り
・講演会
・式典
・法事法要
などなど・・・。
そうです。誰もが一度は体験するであろう様々な場所で使われているんです。
ミキサーって?
ミキサーはその名の通り、マイク、エレキギター、エレキベース、キーボードなどの音をMIXしてスピーカーに出力するために使います。
ライブやイベント会場で見かけたことがある人もいるかと思いますが、ツマミがたくさん付いていてPAさんの前にドンと置いてあるアレですね。
大きく分けて3種類あります。
▼アナログミキサー
入力されたアナログ音声信号の音量、音質を調整します。
一般的なミキサーの大半がこのアナログミキサーです。 プロの現場でも良く使われていますね。
操作が直感的にできるのが特長です。 デジタルには無い『味』を好んでアナログに拘って使用される方もたくさん居られます。
アンプを内蔵していない分比較的軽めです。
▼デジタルミキサー
入力された音声信号を内部でデジタル信号に変換して、音量、音質を調整します。
フェーダーやイコライザーを記憶させて一瞬で呼び出すことが可能です。ノイズに強いです。
▼パワードミキサー
アンプを内蔵しているので直接スピーカーに接続して音を鳴らせます。
シンプルにシステムを組めますので小規模なステージの際に便利です。
ミキサーとしての機能はアナログミキサーと同じです。
パワーアンプ?
パワーアンプとは、ミキサーで適切な音量や音質に調整された信号をスピーカーが駆動できるレベルまで増幅し、スピーカーを鳴らすための機材です。
適切な出力は会場や人数によって変わってきます。
スピーカーは?
その用途によって3種類に分けられます。
・メインスピーカー→観客などに向けて音を発するためのスピーカーです。
・サブウーファー→メインスピーカーと組み合わせて低域を増強するためのスピーカーです。
・モニタースピーカー→演奏者が音を確認するためのスピーカーです。
スピーカー自体は2種類。
▼パッシブスピーカー
一般的な機能だけを持ったスピーカーで、音を鳴らす為にはパワーアンプが別途必要です。
システムが大掛かりにはなりますが、アンプとの組み合わせを自由に変更することができる利点があります。
▼パワードスピーカー
スピーカー本体にパワーアンプを内蔵したもので、別名「アクティブスピーカー」。
ミキサーに直接繋いで使用することができます。(電源はスピーカごとにに必要)
マイクを直接接続したり、簡易ミキサーが付いているモデルもあります。
番外編
これだけの基礎知識を頭に入れておけば音響機材の購入で迷うことも少なくなるでしょう!
番外編ではお得なPAセットのご紹介をしたいと思います!
覚えた用語を思い出しながら機材選びをするとさらにgood!
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