【音楽知識無し作曲講座
vol.2】初心者OK 知識なしでlofi HipHopを作ろう (パソコン無しでする作曲)
※動画掲載時は2020年8月のお話です。
今回はAKAIの「MPC LIVE」に内蔵されているサンプルを使って作曲をしていきたいと思います。
前回同様作曲素人であるドラマー里英さんに検証していただきました。
プロレベルを目指すのではなく、作曲初心者の方が知識がなくても楽しく曲が作れるということを目標にした内容になっています。
▽前回ブログはこちら
【音楽知識無し作曲講座
vol.1】初心者が5分で作曲する魔法を解説。サンプリングビートメイク(瑛人「香水」)とフィンガードラム(パソコン無しでする作曲)
▽「音楽知識無し作曲講座」再生リストはこちら
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-G8AwVnMjfqKS7V0VutacLpmd3QJqsfo
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目次
ワンループ、Lo-fi Hip Hopとは
一つの曲を作るためには例えばJ-popなどでもドラム、ベース、ギター、ピアノ、ボーカルなどのパートがあり、そういった色んなパートや楽器が増えれば増えるほど音楽の知識がないと曲を作る事が難しくなっていくのですが、MPC LIVEのようなパッド系の機材を利用することで音楽や機器の知識がなくても作曲が可能になります。
またシンプルなフレーズのループで作る「ワンループ」の方法であれば簡単に曲を作ることができます。
洋楽のヒット曲でもシンプルな構成であるワンループでヒットしている曲はたくさんあり、ワンループだけでも工夫やセンスで非常にかっこいい曲ができます。
今回はこのワンループの方法でシンプルな構成で初心者でも作りやすい「Lo-fi Hip Hop」を作ります。
Lo-fi Hip Hopというのは、
1.チルいウワネタ
リラックスできるようなループのサンプル
2.ブーンバップのビート
90年代に流行ったアコースティックなドラムをサンプリングした音源
3.レコードの質感
わざとレコードのように少し劣化させたサウンド
という3つの要素で構成されているようです。(サッキーさんのブログより)
(今回は3.レコードの質感を足してしまうと複雑で大変になり楽しくなくなるかもしれないので割愛させていただきます。)
Lo-fi Hip Hopは単に作りやすいだけでなく最近の流行り・トレンドにもなっているので作りごたえがあるかと思います。
今回の超基礎編では曲のスピードが遅めなゆっくりとした「Lo-fi Hip Hop」の曲で楽器の知識をなるべく使わないような構成で分かりやすくできればと思っています!
もし曲のクオリティを上げるための知識がすぐに欲しいっていう方は他にも素晴らしいコンテンツがyoutubeにたくさんありますので是非そちらをご覧ください。
使用する機材について
前回同様AKAIのMPC LIVEを使用して作曲をしていきます。
AKAIのMPCだと、現在後継モデルで「MPC LIVE2」と「MPC ONE」というものがあります。
それぞれ曲を作る上でのショートカットのボタンが増えていたりするのでかなり使いやすくなっていますが、どのMPCも中身のOSは同じものなのでMPC LIVE2もMPC ONEも画面の操作は基本的に同じで他の製品でも参考になると思います。
あくまで作り方の解説なので他の機材やDTMでも応用できるようにお話をさせて頂いています。
▽MPC LIVE 2/MPC ONE 紹介ブログはこちら
【AKAI】スタンドアローン型「MPC LIVE 2」は充電式バッテリー・スピーカーを内蔵したドラムマシン・サンプラー!【2021/05/20更新】
【Akai Professional】大人気モデルMPC ONE!その人気の秘密とは!?限定ゴールドモデルも登場【2020/11/28更新】
1.音源を選ぶ
まずはLo-fi Hip Hopをイメージしてどんな曲にしたいのかを考えながら、まずはフレーズから作ってみましょう。
その後にそのフレーズにあったドラムを決め、ベースやシンセサイザー、キーボードなどの他の楽器やサンプリングしたネタをいれていくのが方法としては作りやすいと思います。
今回はMPC LIVEに内蔵されている音からLo-fi Hip Hop風の音を探します。
「MENU」ボタン→画面の「BROWSER」をタッチして進みます。
手のタッチでも選べますし右下のノブを回して選ぶこともできます。
選んでいる音が流れるので、そちらを聴きながら曲を選んでいきましょう。
沢山の種類があるので曲を聞いているだけでも楽しいと思います。
曲を決めたら画面右下の「LOAD」を押します。
選んだ曲が「MENU」ボタン→画面上にある「DRUM PROGRAM」の下に表示されたので、ダブルタップかノブを回して選択します。
選んだ音はパッドを叩くとそれぞれ流れるようになります。
2.フレーズを作る
パッドを叩いてフレーズを考えていきます。
色々と叩いてみてフレーズのパターンが決まったら録音をしていきます。
録音は「画面上の左縦メニューの上から2番目のマーク」→「REC」ボタン→「PLAY」ボタンを押すと録音ができます。
・テンポを変更したい場合
「REC」ボタンの前に「PLAY」ボタンを押すとメトロノームが分かるのでテンポを確認しましょう。
テンポを変更したい場合、「MAIN」ボタン→画面の「Sequence」という箇所の「BPM」をタッチかノブを回して選択します。
タッチして数字を打ち込むかノブを回してBPMを変更します。
今回はLo-fi Hip Hopなので遅めなテンポに設定します。(82ぐらい)
「PLAY」ボタンを押すと変更したBPMで音楽が流れます。
BPMが決定したら先ほどの「画面上の左縦メニューの上から2番目のマーク」のところに戻ります。
・小節を変更したい場合
「MAIN」ボタン→画面の「Sequence」という箇所の「BARS」で小節を決めることができます。
ノブを回して調節しながら決めていきます。
このようにテンポや小節を調整しつつ打ち込んでいきます。
上書きしたい場合「REC」ボタン→「PLAY」ボタン→「PLAY START」ボタンを押すと先頭に戻り録音する事ができます。
3.ドラムを作る
次にフレーズに合うドラムを入れていきます。
まずはドラムの音源を探しますが、MENU画面→「BROWSER」で音を選んでいきます。
音を選んだら画面の「LOAD」を押してメイン画面に戻るのですが、「Track」を変更します。(パートを分けて録音出来るように、別のトラックにドラムを入れます。)
「Track01」をダブルタップまたはノブで「Track02」に変更してドラムの音を入れていきます。
また「DRAM PROGRAM」を選択して先ほど選んだ音にします。
録音の画面に進み、ドラムの音を「Track02」で録音します。
まずは「キック(バスドラ)」と「スネア」を録り、それからハイハットを重ね撮りする手順でいきます。
パッドを色々と叩いてキックやスネアを探して練習します。
練習時に音楽を流しながら叩きたい場合「PLAYSTART」ボタンを押すと録音せずに音が流れます。
練習が終わりましたら「STOP」ボタン→「PLAY START」ボタン→「REC」ボタンを押して録音します。
録音が終わったら「STOP」ボタンを押します。
OVERDUB機能
バスドラとスネア録音後はハイハットを重ねていきますが、その際「OVERDUB」ボタンを使用します。
点滅時は上から重ねて録音ができ、点滅していない時は叩いても録音はされないので先程録音した音を聞きながらどの音を重ねていくかを確認することができます。
音を決めたら「PLAY START」ボタン→「OVER DUB」ボタンを押します。
画像のように画面で打ち込みされていることを確認できます。
このような手順でドラムパターンを打ち込みました。
最初は挫折しやすいと思うので、作曲、ビートメイク、トラックメイクの達成感を味わってどんどんモチベーションを上げて、次もやってみたい・もっと知りたいとなることを大事にしていきたいと思います。
4.ベースを作る
それでは次にベースを追加していきます。
ベースの音を選んでいくのですが、こちらもMPC LIVEに内蔵されている音から選んでいきたいと思います。
ドラムの時と同じく「MENU」ボタン→「BROWSER」ボタンを押します。
この時画面が「Drums」に選択されていますが、ベースの場合はその右の「Instruments」を選択します。
音を選択したらドラムの時と同様に画面の「LOAD」を押します。
「MAIN」ボタンを押して、音が変わるので「Track03」を新しく作り先ほど選んだベースの音を選択します。
コードAI
ベースの音を入れていきますが、作曲の経験がない初心者は音楽理論がわからない方が多いと思うので、ベースをどのように入れたらいいか迷い時間がかかってしまうと思います。
そんな方に、「コードAI」という音楽を読み取りコードを瞬時に表示してくれる便利なアプリをご紹介したいと思います。
MPCでベースのキーを設定するとそれに合う音が絞られるので、後は合う音を聞きながら打ち込んでいけばOKという便利なアプリです。
コードAIの使用方法は、アプリを起動し白丸を押すと「PLAY」で流した曲のコード進行とキーが検出されます。
検出されたキーを設定します。
キーの変更方法は「MAIN」ボタン→画面の「KEYGROUP PROGRAM」の欄の一番右にある「PAD PERFORM」をタッチすると画面が切り替わります。
△こちらでキーを変えることができます。
曲を聴きながら叩いて練習し、ベースも録音していきます。
ベースはキーが絡んでくるので最初はとても時間がかかってしまうかもしれませんが、アプリなどを使って挫折せずに頑張りましょう。
まとめ
このように作曲初心者でも簡単に1曲作ることができます!
もちろん他にもアイデア次第でいろんな音を重ねたりして曲としてのクオリティをあげていくということもできます。
曲はイントロやサビやアウトロなどの構成やコードがありますが、最初からそういった説明をすると初心者の方は難しく感じてハードルが高くなると思い今回は取り入れませんでした。
しかし曲を作るためにはいつかは越えないといけない壁だと思いますので、徐々にそういった内容も今後取り入れて、挫折せずに楽しく少しずつ前に進んでいけるようにと考えています。
今回ご紹介した商品はこちらからご購入ください
Akai / MPC Live※生産完了品
▽後継モデル:Akai/ MPC ONE
https://www.mh-friends.com/shop/index.cgi?No=1292869&utm_source=youtube.com&utm_medium=referral&utm_campaign=5pJO4rMFN7Y
▽後継モデル:Akai/ MPC LIVE 2
https://www.mh-friends.com/shop/index.cgi?No=1297287&utm_source=youtube.com&utm_medium=referral&utm_campaign=5pJO4rMFN7Y
商品に関するお問い合わせなど、ご連絡お待ちしております。
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