意外と議論されていなかった DJミキサー 2ch 4ch どっちが問題
DJミキサーを選ぶにあたって、そのチャンネル数は重要になってきます。
そこで、気になる点としては、
“2チャンネルと4チャンネルどっちがいいのか” というところだと思います。
昔は、CDアナログ混合時代があり、4チャンネルが優位説がありましたが、新型のミキサーでも2チャンネルのミキサーがリリースされる昨今、選ぶのに、意外と議論されていなかったこの問題について、今回は追求していきたいと思います。
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目次
- 2ch/4ch どういう人にオススメ?簡単におさらい!
- DJプレーにおいて 必要なチャンネル数は?
- ホントにそのチャンネル選択は正しい?!
- コントローラーに搭載のミキサーは?
- 快適DJプレーには選ぶチャンネル数も超重要!
1.2ch/4ch どういう人にオススメ?簡単におさらい!
先述しましたが、昔はCDアナログ混合時代があり、4チャンネルが優位説がありました。
しかし、今はメディアは1つで、異なる使用感を味わうため、タンテとプラッターを味わう的なところでしょう。
まずは、2チャンネルミキサーと4チャンネルミキサーを簡単におさらいを。
2chミキサー
プレイヤー(CDJ/ターンテーブル)は2台しか繋がないという方や、コンパクトに揃えたい方にはオススメ
EQやFILTER はもちろんのこと、モデルによってはエフェクターなども搭載されているミキサーもあります。
▼代表的な2チャンネルミキサー
4chミキサー
ターンテーブル2台とCDJ2台を同時に使用する方や、サンプラーやドラムマシンなど他の機材も合わせて使いたい方には4chミキサーがオススメ
エフェクター等の機能や入出力の豊富さを求める方にとっては、2chミキサーに比べると4chミキサーの方が選択肢は広くなります。
▼代表的な4チャンネルミキサー
2.DJプレーにおいて、チャンネル数は?
“DJミキサー”とその名の通り、DJプレーで使用するミキサーなわけですが、そのジャンルやプレースタイルによって必要なチャンネル数が変わってきたりします。
HIPHOPやバトル系では、音を重ねるといった演出よりも、用意した2枚で出来ることを表現することに重点がおかれます。(※シンプルですが、これが一番難しい・・・。)
対して、テクノ、トランスやミニマルに関して音楽的な特徴を考えると、他ジャンルに比べてトラックの進行に伴う、音の変化量が非常に少ない傾向にあります。
その為、プレーするDJが積極的に変化を付けていく必要があるわけで、それがロングミックス、3曲同時ミックスのようなものです。
これは、スクラッチなどのレコードの操作で変化をつけていくものではなく、フェーダーによる音の抜き差しで変化をつけていきます。
このようなミックスが可能であるのは、ある意味ミニマルテクノに与えられた特権たるもので、楽曲変化が激しい他ジャンルでやっても曲が汚く聞こえてしまい、複数曲の同時ミックスをやる意味、メリットがありません。
また、テクノなどのセットでは、レコードなどに限らず、ドラムマシン等の機材を3チェンネル目に繋いで、演奏させるということもできます。
また、マッシュアップ(曲と曲をうまくミックスして1つの曲に聴かせる)をしているDJは4チャンネル でプレーする方も多いです。
4曲同時ミックスは、あまり聞く事はないですが、音を重ねすぎてメリットの方が少ないでしょう。
それでも、4チャンネルミキサーが普及している理由としては、トランス系DJが扱うことが多い”CDJ”の登場にも関係してきます。
ターンテーブル2台に加えてCDJ2台も設置するとなると構造上、4chミキサーの方が都合よかったりします。
また、テクノなどのジャンルでの為に、3チャンネルミキサーも発売されてます。
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4チャンネルが定番だとして、それが必要かといわれると例えテクノDJであっても2chしか使わないと決めている人が4チャンネルミキサーを買ってももったいないです。
DJミキサーが4チャンネル仕様であったとしても2チャンネルしか使わない人のほうが大半でしょう。
必ずしも4チャンネルミキサーが必要というわけではありません。
また、ミキサーの横幅などに関しては、HIPHOP系のDJであれば、シビアになる要素の1つで、狭いに越したことはありません。
ミキサーの幅が狭くなるということは、両側に設置するターンテーブルの距離が縮まる事に繋がります。
それによって無駄な重心移動が無くなる為、スクラッチパフォーマンスがやりやすくなるわけで、それに特化して幅の狭いミキサーも発売されています。
3.ホントにその選択は正しい?!
選ぶにあたり、考えるポイントはこちら
・接続するプレイヤー(CDJ/ターンテーブル)の台数は何台か?
・スクラッチやジャグリングなどのテクニックを使って、バトルDJ用として使用するか?
接続するプレイヤー(CDJ/ターンテーブル)の台数は何台か?
先述したように、多重ミックスなどをやる人で、CDJを2台、ターンテーブルを2台など設置をした人には、4chミキサーしか選択肢は無いかと思います。
スクラッチやジャグリングなどのテクニックを使って、バトルDJ用として使用するか?
まずは、バトルDJ定番のDJミキサーを見てみましょう。
大会指定ミキサーに選ばれている DJM-S9、Traktor Kontrol Z2、Seventy-two など、どれも2チャンネルモデル。
また、スクラッチに特化したモデルと呼ばれるようなモデルは殆どが2chミキサーばかりです。
スクラッチミキサーといえば、一昔前は、 “Vestax / PMC-05pro” シリーズが定番でした。
Vestax 社が一気に成長を遂げ、歴史を作ってきた伝統のシリーズと言って過言でない超定番スクラッチミキサーシリーズで、あのスクラッチの神様と呼ばれる DJ Q-Bart をはじめとし、あらゆる著名DJが愛用した名器中の名器です。
また、現在もDMCのオフィシャルミキサーとして使われる “Technics / SH-EX1200” もあります。長期間、初期性能を保持する新開発の光クロスフェーダーを搭載、クロスフェーダーリバーススイッチなども搭載で、SHシリーズ最終モデルにして最高傑作と呼ばれるモデルです。
どちらもも2チャンネル仕様になっております。
バトルDJと呼ばれるスクラッチなどで魅せるプレーでは、激しいDJプレーに耐えうる耐久性の高さはもちろん、フェーダーのキレ、微調整できる繊細さが必要となってきます。
また、スクラッチの際に、クロスフェーダーの周りにボタンなどが設置されてると、やりにくいところもありますので、シンプルなレイアウトになっているものが多く、物理的にが狭くなっているものが多いです。
なぜ、バトルDJミキサーには、幅が狭いものとなっているのか・・・。
それは、スクラッチのテクニックのほかに、「ジャグリング」(2台のターンテーブルで交互に音を出すテクニック)をしやすくするためです。
やはりこちらも先述したように、HIPHOPやバトル系は音を重ねるといった演出よりも、用意した2枚で出来ることを表現することに重点がおかれます。
左右の曲をミックス、スクラッチ、ジャグリングなどのテクニックをしたい!というならばチャンネル数は2チャンネルで良いですが、他にも音源を選ぶ場合、他に機材を接続をしたい、拡張性を求める方は4チャンネルのものを選びましょう。
▼スクラッチミキサーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
このことより、結論としては・・・
2チャンネル:プレイヤー(CDJ/ターンテーブル)は2台しか繋がないという方、HIPHOP、バトルDJの方、テクニックで魅せたい!コンパクトに揃えたい方にはオススメ
4チャンネル:ターンテーブル2台とCDJ2台を同時に使用する方、サンプラーやドラムマシンなど他の機材も合わせて使いたい方、複数デッキの同時ミックス、マッシュアップなどのプレーをしたい方にはオススメ
ということになります。
4.コントローラーに搭載のミキサーは?
DJミキサーだけでなく、コントローラー自体にリアルミキサー機能が搭載されており、コントローラーに搭載のジョグと合わせてターンテーブルやCDJを接続して拡張性を持たせることもできるモデルもリリースされております。
コントローラーのジョグよりホンモノのターンテーブルを繋いでDJソフトをコントロールしたいという方が使う事が多い機能ではあるかなというところです。
コントローラーの場合は、ミキサーが2チャンネルだったとしても、DJソフト側の機能でデッキの切り替えで実質4チャンネルが使えるメリットもあります。
切り替えもモデルによっては、ボタンで簡単に切り替えられるので、とても便利です。
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単体のミキサーに比べると、ターテーブルやCDJを繋いでこちらをミキサーにして使用するには、バトル系で考えると横幅問題もでてきます。
※もちろんできないというわけではありません!下記動画のようにコツと腕次第で、ジャグリングもできます。
もちろん、ターンテーブルやCDJを接続せずとも使えるわけですが、そうなるとなおさら、この2チャンネル、4チャンネル問題が発生してくるわけです。
ご紹介した中でその問題の対象となるのが、やはりこの2機種!
DDJ-1000 とDDJ-800 です。
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この2種のコントローラーを使うにあたり、メリットとしては、共にジョグの中央部には、液晶ディスプレイを搭載しています。
サイズは異なりますが、曲の進行具合が手元で見れますし、曲の進行によって動くバーによって、スクラッチの戻し具合や、ジャグリングをする際の目印にもなります。
今回はミキサーのチャンネル数についての内容ですので、そこで見ていくとチャンネル数にも違いがあります。
・DDJ-800:2チャンネル
・DDJ-1000:4チャンネル
本体のみでのプレーを考えた際にDDJ-1000は、本物の4チャンネルミキサーに比べると“ミキサー部分”は少しコンパクトです。(DDJ-800は同じくらいです。)
先述しているようにミキサーのチャンネル数については、+αでなにか機材を追加するときに4チャンネル必要で、バトルDJには2チャンネルあれば問題ないのです。
もちろん、DDJ-1000にはジョグだったり、エフェクトの数がDDJ-800より多いなど優勢な部分もあります。
そこを考慮して、選び方を考えると・・・。
・DDJ-800・・・コンパクトにバトル系DJにも必要な基礎要素を学ぶ、バトルDJ入門機
・DDJ-1000・・・より快適に操作したい、他の機材なども接続したりして、より幅広くDJプレーを本格的に楽しみたい
こちらを基準にお選び頂くと良いと思います。
そもそも、DJバトルに最適なDJセットは、今もターンテーブルとDJミキサーであることは間違いありません。
スクラッチや、ジャグリング等、身体全体を使ったパフォーマンスも必要となる為、ある程度、操作できるサイズが大きな事は重要になってくるのです。
それなら、「DJコントローラー」はバトル向けDJに向いていないのかという話になってしまいそうですが・・・。
なかなか評価しずらい部分はありますが、本格的にDJバトル向けに向けて練習したいのであれば、”向いていない”ということになるかもしれませんが、今後バトルDJも視野に入れて、スクラッチやジャグリング等のノウハウを学んでいきたいという方の選択肢の1つとしては良いのではないでしょうか。
スクラッチやジャグリングのことを考えると2チャンネルのDDJ-800が優勢になるかもしれませんが、やはりトータルで考えるとDDJ-1000が良いのではないか?ということですが、そこは設置の環境ややりたい事で検討されるのが一番です。
各モデルの特徴は下記よりチェック!
▼DDJ-1000 の詳細はコチラ
【動画あり】Pioneer / DDJ-1000徹底レビュー!現場でも通用するの?どこまでNXS2に近い?【※2019年4月18日更新】
▼DDJ-800 の詳細はコチラ
【比較・動画あり】クラブ定番仕様がコンパクト10万円以下でGET?!Pioneer DJ/DDJ-800 上位モデルDDJ-1000やRX2と比べるとどうなの?【※5月31日更新】
▼XDJ-RX2 の詳細はコチラ
5.快適DJプレーには選ぶチャンネル数も超重要!
大は小を兼ねるかといわれると、一概にYES とならないのが、ミキサー選びの難しさです。
自分のDJプレーにおいて、必要なチャンネル数のDJミキサーを選ぶことが、快適なDJプレーへの1歩だと考えます。
もし、DJミキサー選びに困ったら、下記バナーより当店へお気軽にお問い合わせください。
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