iTunes の音楽ダウンロード終了発表。DJプレイへの影響どうなの?
先日、Apple Music のJimmy Iovine がiTunes の音楽ダウンロードが終了する計画があることを認めたことが報道されました。
iTunes は普段聴く音楽の管理はもちろんのこと、DJソフトとの同期でその中の楽曲が使えるので、パソコンに入っているというDJさんももちろんいますよね。
そのため、この発表について気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回の発表について、独自の目線で考察してみました。
目次
iTunes 音楽ダウンロードが終了?いつ?
iTunes の音楽ダウンロードの具体的な終了発表時期が掲載されているサイトなどもあり、Apple がiTunes の音楽ダウンロードの終了を発表するのは、2019年3月31日とのこと。
これは、以前から囁かれていた時期とも合っているという。
※この日でiTunes の音楽ダウンロードがいきなり終了するわけでなく、この日を境に終了へのスケジュールが動きだし、その後段階的に廃止していくことになるとのこと。
この計画の背景には、現在世界的にみても、ストリーミングサービス(定額制)で音楽を聴くのが一般的となり、音楽の売り上げの大部分を占めるようになっており、ダウンロードでの売り上げが占める割合は、下がっていっているとともに、Apple Music と Spotify による競争が今後より熾烈になっていくために、iTunes の音楽ダウンロードを廃止することで、Apple Music のユーザーが増えることを狙っているものだと思われる。
今、iTunesに入っている曲はどうなるの?
ここで、疑問になるのが、「今まで購入した楽曲はどうなるのか?」 という点だ。
これまでiTunes で購入した楽曲や、CDなどから取り込んだ楽曲を聴くのは今後も可能で、あくまで終了するのは今後のiTunes でのシングル曲やアルバムの販売機能だけということのようだ。
DJへの影響は・・・?
では、このiTunes の音楽ダウンロードが終了することによるDJへの影響はあるのだろうか。
正直なところ、PCDJユーザーにはそこまでの影響は考えられない。
iTunes とDJソフトを同期してその中のライブラリでプレイしているという方もいるかもしれないが、CDから取り込んだ楽曲なのであれば、iTunes で再生しているだけで、楽曲データ自体はパソコンに保存されている。
その為、楽曲ファイル、または楽曲の保存してあるファイルを読み込ませればSerato や rekordbox dj などのDJソフト側で楽曲の管理をすることはできる。
また、iTunes 自体はDJプレイにおいての楽曲管理に特化しているアプリではないので、楽曲のキーの分析などはできない。
rekordbox をはじめとした、DJ用に特化している楽曲管理ソフトのようにCUEポイントの表示やループを設定したり、波形を表示したりすることができないので、今回の音楽ダウンロードでのDJへの影響というのはそこまで大きくないのではないだろうか。
しかしながら、影響が全くないというわけではない。
大きな影響があるとすれば、iPhone、iPadのみでのDJプレイをしているユーザーだろう。
パソコンと接続して、楽曲をiTunes を使ってCDから取り込むことをできるのであれば問題無いが、あくまでパソコンをもっていることが前提となる。
iPhone、iPadで “iTunes Store” から楽曲をダウンロードして「djay2」や「WeDJ」などのアプリでPioneer のDDJ-WeGO4やReloop のMixtour などでDJをしていた方にはかなり致命的。
Pioneer(パイオニア) / DDJ-WeGO4 | Reloop(リループ) / MIXTOUR |
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このことは、非常に残念なニュースで、致命的ではあるが、djay2 であれば、Spotify との組み合わせで定額聴き放題サービスを使ってのDJプレイが楽しめる。
※Spotify の機能を使うには、WiFiネットワークとの接続、Spotifyの有料アカウントの事前登録が必要です。
▼定額制聴き放題音楽配信サービスで、DJプレイどうなの?詳しくはこちら▼
iTunes Storeでの楽曲購入が終了し、Apple Music のユーザー増加を狙っているという計画なのであれば、そことの連携にて既存のDJアプリとの連携にも期待したい。
あくまで噂ではあるが、Apple とAlgoriddim (djayをリリースしているメーカー)はその計画を進めているとの情報もある。
djayが “Spotify” のみだけでなく、”Apple Music” と同期ができ、DJプレイを楽しめる可能性も十分に考えられる。
今後のDJアプリの進化も目が離せません。