【超悲報】「SONAR」を含む Cakewalk 全製品の開発・生産が終了。他DAWソフトへのデータ移行に関して
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目次
- 「SONAR」終了のお知らせ
- Cakewalk製品とGibson Brands
- 「SONAR」からその他のDAWソフトへのデータ移行に関して
- OMFとは?
- SMFとは?
- SONARユーザーにおすすめ DAWソフト!
- 【2017年度版】DTM・DAWガイド
1. 「SONAR」終了のお知らせ
Gibson Brandsは、2017年11月17日(米国時間)、Cakewalk製品の積極的な開発や生産を中止することを発表しました。
これによって、日本でも人気でユーザー数もかなり多いDAWソフト「SONAR」も、アップデートやサポートが事実上終了することになります。
2. Cakewalk製品とGibson Brands
Cakewalk製品は、1995年よりローランドが同社ハードウェアと組み合わせて販売をしておりましたが、2013年にGibson Brandsが買収し、Gibson Brandsの子会社であるティアックがTASCAM Professional SoftwareブランドとしてCakewalk製品を展開・販売しておりました。
Gibson Brandsの発表によりますと、同社は今後、Philipsブランドにおけるコンシューマオーディオビジネスの成長に重点を置くということで、その同グループの買収戦略に基づき今回の決定がなされたとのことです。 (Philips のコンシュマー・オーディオ部門もGibson Brands により2014年に買収されていました。)
Cakewalk社のCEO、ノエル・ボースウィック(Noel Borthwick)氏は、以下のようにコメントしております。
●Cakewalk社のサーバーは継続して運営して参りますので、ご購入済みのソフトウェアはこれまで通りお使いいただけます。
●Cakewalk community (英文のユーザーフォーラム)も継続して提供いたします。
●2017年11月以降のマンスリー・アップデートに関しては再開の目途が立つまで停止とさせていただきます。
Cakewalk社ウェブサイト:https://www.cakewalk.com/announcement (英文)
Cakewalkのサーバーは当面維持されるようで、アップデーターなどは引き続きダウンロードできるようですが、毎月実施されていたSONARのアップデートは中止がアナウンスされています。
Gibson Brandsには以前、「Vision」というDAWソフトを開発していた「Opcode Systems社」 を買収し、しばらくして終了させてしまった過去があるだけに、今回の結末に対して歯がゆい思いをしているユーザーの方も多いのではないでしょうか。
3. 「SONAR」からその他のDAWソフトへのデータ移行に関して
前述の通り、当面の維持はアナウンスされているため、すぐに「SONAR」が使用できなくなるわけではありませんので、ご安心ください。
とはいえ、既に別のDAWソフトへの移行を検討されている方も多いのではないでしょうか。
そんな、他DAWソフトへ楽曲を移行させる際に必ず出てくる 「OMF」 や 「SMF」 についてご紹介させて頂きます。
4. OMFとは?
OMF(オーエムエフ)とは、「Open Media Framework」の略で、DAWで制作・配置されたオーディオファイルと映像ファイルを異なるDAWソフトで再現するための規格のことです。
拡張子は「.OMF」。
オーディオファイルを含むため、ファイル容量は大きくなることが多く、「Protools」「Logic」「Cubase」でこの「OMF」を扱うことができます。
ただしMIDIファイルは含まれないため、SMFを使用しやり取りを行うこととなります。
5. SMFとは?
SMF(スタンダードミディファイル)とは、楽曲のMIDIファイルを「書き出し/読み込み」する際のデータ形式のことです。
他楽曲、他DAWとも互換性があるため、例えば「Protoolsで書き出したSMFをCubaseで読み込む」といったことも可能です。
■SMFには 「0」 と 「1」 というファイルタイプの概念が存在します。
「0」 : 全てのMIDIトラックを1つのトラックとして扱う方式
「1」 : 各MIDIトラックを分けて扱う方式
「0」だと使いづらくなってしまうので「1」で使用することをおすすめします。
またSMFの中には音色データは含まれないため、ファイル容量が非常に軽く、メールに添付してデータを送ることも可能です。
6. SONARユーザーにおすすめ DAWソフト!
Windows専用DAWソフト「SONAR」ユーザーの方たちの中には、既に別のDAWソフトへの移行を検討されている方も多いのではないでしょうか。
Windows専用DAWソフトは「SONAR」だけではありません。
そんなSONARユーザーの皆様に、Windowsで使えるDAWソフトのご紹介をさせて頂きます。
「Steinberg Cubase」、「Ableton Live」、「FL Studio」、「Studio One」は、人気で世界的にもユーザーが多く、Windowsユーザーでも扱えるDAWソフトになります。
その中でも当店が、「今 買い換えるなら」 ということでおすすめしたいのは、「Steinberg Cubase」 と 「FL Studio」 です。
■Steinberg Cubase
ジャンル問わず幅人い人気を誇り、ユーザー数は世界トップクラスのDAWソフトです。
ドイツのSteinberg社からリリースされており、操作画面の色使いなど とでも考えられていて使いやすいです。特徴として、ほぼ全てのVSTプラグインが使用できるという事があげられます。
「perfume」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」のプロデュースで知られている「中田ヤスタカ氏」もCubaseユーザー、楽曲制作からマスタリングまですべてCubaseで行っているという話は業界では有名な話です。
中田ヤスタカ氏に限らず、FUNKY MONKEY BABYS、Da-iCE、flumpool、TRF、YUKI、伊藤由奈、May J. などを手掛けるプロデューサー田中隼人さんやAKB48、NMB48をはじめ数多くのアーティストへの楽曲提供や制作をてがけている若田部誠さん、アーティストでは岡崎体育さん、ONIGAWARAさんなど、プロのアーティストプロデューサーはもちろんMAスタジオ、RECスタジオでも導入され、多くのプロアーティストが愛用しています。
そしてなんと、こちらはつい先日 Cubase Pro 9.5 の最新版 がリリースされたばかり!
絶好のタイミングです!
▼当店では、「CUBASE Pro 9 / 9.5」を 超絶お得にゲットする方法 をこっそりご紹介しております。是非ご覧ください。
■FL Studio
EDMのようなダンスミュージック向きで、世界のTOP DJ達が使用している Windows専用のDAWソフトです。
実は、海外では 「FL studio」のシェアが圧倒的! ユーザー数が最も多いとされています。
1位 FL Studio
2位 Ableton Live
3位 Logic
4位 Bitwig Studio
5位 Cubase
昨今のEDMブームに代表されるように、Avicii 、Martin Garrix、Afrojack などの超有名アーティスト・DJ が使用していることでも有名です。
EDMで使用される多彩はシンセサウンドはFL studioの得意な点でもあります。
さらにシンセだけではなく、音を加工するエフェクトもかなりに強力なっており、シンセ・エフェクトの数も豊富で独特なサウンドを生み出すこともできます。
11月30日(木)まで、期間限定のキャッシュバックキャンペーンを行っています!
また、「クロスグレード版」 というパッケージも用意されており、対象製品であるSONAR をお持ちのユーザーの方は、かなりお得に購入できるようになっています。
7. 【2017年度版】DTM・DAWガイド
DAWソフトを購入するにあたって、数多くあるソフトの中からどれにしようか、誰しも迷うかと思います。
DTMを始めようと思ってパソコンやオーディオインターフェイスは決められたとしても、作曲の心臓部でもある DTMソフトがなかなか決まらない!
そう思っている方が多いのではないでしょうか。
そんな方のためにも、オススメのDAWソフトなど、情報をまとめさせて頂きましたので、既にご存知の方も是非一度ご覧ください。
【2017年度版】初心者にオススメのDAWソフトはどれ?「たくさんあってどれがいいの?」「何が違うの?」DTM初心者のためのやさしいガイド!
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