比較!!オーディオケーブル(ポピュラー編)
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楽器を使用する人にはお馴染のケーブル。
数も多く、種類も多いので、どのプラグがどの用途で使用するのかわからない方も多いと思います。
なので、今回は皆さまが見た事はあるであろうケーブルの※プラグ(端子)形状をご説明していきたいと思います!
※(このブログでは、端子、プラグについてを統一し、プラグと称しています。)
ギターとアンプを繋ぐ時のケーブル、マイクとミキサーを繋ぐケーブル、DJミキサーとスピーカーを繋ぐケーブルなど多種多様でそれぞれ扱う信号の種類によって様々な種類、形状によりプラグが異なります。
では、早速どんな種類があるのか、プラグの形状、使用用途を説明していきたいと思います。
■フォーンケーブル
民生用から業務用に至るまで音響機器に広く利用される端子。
接続が容易であり頻繁に抜き差しする用途に向いています。
※電源が入った状態で抜き差しが想定される場合には機器側での対応が必要です。
■使用用途
マイク、ヘッドホン、電子楽器での接続に主に使用され、パソコンのマイク端子、ヘッドホン端子にも使用されています。
「シールド」とよばれることもあり、ギター、ベースなど、楽器をやる人には一番なじみがあるケーブルではないでしょうか。
ケーブルの両端に「フォーンプラグ」が取り付けられています。
プラグの大きさも種類があり、
1.標準
6.3mm(1/4インチ)径の端子、一般的な音楽機器類で使用されている。(元は電話交換機用)
2.ミニ(ミニプラグともいう)
3.5mm径の端子。一般的な音楽プレイヤーやパソコンなどで使用されている。
3.ミニミニ(超ミニやマイクロプラグともいう)
2.5mm径の端子。ポータブル機器やデータレコーダ・ICレコーダーのコントロール端子に使用されている。
接続する機器により大きさを使い分け、使用します。
大きさ以外にも違いがあり、
画像を見ていただいてお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、
「プラグの先端がいくつにわかれているか」
という点です。
楽器(ギター、シンセなど)でよく使用するのは標準ステレオフォーンですが、じつは標準フォーンケーブルには扱う信号の数(信号の転送方法の違い)により
「TRS」 と 「TS」 という2種類があります。
1.スリーブ(S)
2.リング(R)
3.チップ(T)
4.絶縁リング
プラグの各名称をくっつけて「TRS」、「TS」とわけられています。
違いとして、
・TRS
3極(3種類の信号のやりとり)→モノラル信号・バランス接続、またはステレオ信号・アンバランス接続
・TS
2極(2種類の信号をやりとり)→モノラル信号・アンバランス接続
信号のやりとりには「バランス」と「アンバランス」という2種類の方式があります。
バランス、アンバランスについてはこちらを参照(準備中)
■4極タイプ
近年、パソコンやスマホなどでマイク端子を追加し、3極のTRSのスリーブ端子をさらに分割して4極とし、機能を割り当てているものがあります。
スリーブ端子とマイク端子の順番には、
OMTP(Open Mobile Terminal Platform)
CTIA(Cellular Telephone Industry Association)
の2種類があります。
OMTPとCTIAの違いとして先端から3、4番目がMicかGroundかということです。
・OMTP : 3、MIC 4、Ground
・CTIA : 3、Ground 4、MIC
■XLR(キャノン)ケーブル
一般的に「キャノンケーブル」と呼ばれ、マイク、シンセ、ステージピアノ等で使用される3ピンのケーブルです。
■使用用途
マイクの接続用として最もメジャーになっているが、その他にもスピーカー接続用、デジタル伝送用、アナログオーディオ伝送用など種類があります。
ケーブルの延長が容易にできる点や、ロックがついてて抜けにくいという特徴があります。
3種類の信号のやりとりをしているので「バランス」方式。
■RCAケーブル
DJ機器、映像、音響機器で使用するRCAケーブル(ピンケーブル)。
プラグがピン端子、受け側(メス)はピンジャック。
左右の音声(ステレオ信号)を伝送する際に使用し、
一般的に 赤:右 白:左 とわけられています。
■使用用途
DJ機器のスピーカーミキサーへの接続、映像、音響機器の接続 など
オーディオ信号の他にも映像信号の伝送にも使用されます。
(ゲーム機、レコーダーとテレビの接続など)
そのためには映像用にもう1本、計3本(赤:右、白:左、黄;映像)のRCAケーブルを使用します。
今回は比較的ポピュラーなケーブルについてご紹介しました。
それぞれ異なった使用用途なので正しい使い方で使用する事が大切です!
当店のホームページではプラグ形状別にわけてあるので簡単にお探しのケーブルを見つけることが出来ます!
ケーブル類商品ページはこちら!
ご自身の使用用途にあわせて正しいケーブルをお選び下さい!